自営業でも住宅ローンは借りられる!? 注文住宅を建築士に依頼できる!?

【我が家の建設】注文建築をお願いするまでの軌跡

我が家のお客様を最初に迎える東面。蔵と同じ作りの妻壁と縦に葺かれた杉板が印象的です。

まずは家作りに欠かせない住宅ローンについて少しふれておこうと思う。私たち夫婦は最初から建築士に依頼して家づくりをはじめようと考えていたわけではない。マンションや建売一戸建てもさんざん見て回ったし、ローン申請をだしてみたこともあった。しかし、色んな理由で上手くはいかなかった。

次ページ、ちょっと具体的な住宅ローンの話

自営業に注文住宅のローンは無理ですよ!

建て売りを紹介されて、スーパー系銀行に住宅ローンを申請した建売住宅。ちょっと気に入ってたけど、いま考えるとこの駐車場にマンションが建つと日当り悪くなります。だから南の窓なのに小さな窓。
建て売りを紹介されて、スーパー系銀行に住宅ローンを申請した建売住宅。南向きで高台、ちょっと気に入ってたけど、いま考えるとこの駐車場にマンションが建つと日当り悪くなります。だから南の窓なのに小さな窓。

自営業はサラリーマンよりも住宅ローンが組みにくいということを不動産屋からも、銀行からも、色んなところで耳にタコができるほど言われた。「頭金も十分にないのに、自営業で、それも注文住宅を建てるなど絶対に無理ですよ。自営業の社長より小さな企業のサラリーマンの方が借り易いというのが業界の定説です。」と断言した不動産屋が言った言葉がこれである。

意外と素直だった私たち夫婦は紹介された建売住宅の住宅ローンをスーパー系の新興銀行にお願いして、却下された。高台で近くにスーパー等もあり、行き慣れたところだったので気に入っていたのだが、まぁ無理だろうと思っていたので、それほどショックではなかった。

しかし、結論としては
こんな私たちでも無理ではなかった。

彼らの言うことをそのまま鵜呑みにして、諦めていたら何も起こらなかった。つくづく自分で物を考えて検証してみることの大切さを思い知らされた。それは、家づくりだけではない筈だ。それではなぜ可能となったか。それを振り返ってみたいと思う。

自営業は老後も働き続けることを前提に法律が考えられているので年金も少ない。ゆえに決して安くはない東京の家賃を老後も負担し続けていくことは容易いことではない。相当な金額を貯金しておかなければ無理だが、このご時世そんな余裕ができる自営業がどれだけいるだろうか。そういうことを考えると私たちも一日も早く家賃生活を脱してマイホームを持った方が良いと思ったが、なにぶん収入に山あり谷ありなのが自営業。経済状態が悪い時は生活するだけで精一杯で、そういう余裕もなかった。

状態が好転していざ家が買える状態になっても、それはそれで、どういう形で家を買うか(建てる)かは全くイメージできずにいた。そこで、とにかくいろんな物件をみて、いろんな人と会い、結果、否が応でもいろいろ考えざるを得なくなった、というのが実際のところだ。

その結果、私たちは「家は簡単に買うものではなく、自分たちで作るもの。」という結論に至った。

次ページ、ちょっと具体的な住宅ローンの話