国会議事堂前の平和を願うデモのレポート


何人集まったのか!

NHKのニュースでは警察発表3万人、主催者12万人と伝えていました。また、延べ36万人という数字も飛び交っています。いったいどれが本当なのか、自分の目で見て、感じた事から、数字を割り出してみたいと思います。

密集率はどのくらい?

上の映像を見ると、いくつかの密集パターンに分けられます。

人をかき分け、前に進んでいる列はまるで超満員電車の車両の中。なので1㎡あたり5人ぐらい。コール&レスポンスしている聴衆は整然と並んで、少し空気を吸える空間があるので、1㎡あたり3人ぐらい。ちょっと緩いスペースもあるので、平均では1㎡あたり3〜4人ぐらいというところではないでしょうか。

集まったエリアの広さは?

そうすると、国会前の丁字型の大通りは玄関前の警官さんが並んで絶対入れないぞ!エリアをのけて14,000㎡。警察官に偽情報に誘導されたり、元々そちらのエリアに集ったりで日比谷公園の5000㎡。国会議事堂前の憲政記念館や公園などのスペース2000㎡、あわせて20,000㎡に人々が集っていたので、それだけで20,000×(3.5人)=70,000人。

面積は“地図蔵”http://japonyol.net/editor/calculate.htmlで算出しました。

70,000人が集まれます!

少なくとも、これだけの人が集うスペースが国会議事堂前と日比谷公園にはあるのです。なので、ネットで多くの人が信じている、警察発表の国会議事堂前には3万人ぐらいしか集えないので3万人ですという発表は疑問が残ります。

12万人いたのだろうか!

実はあながちウソではないかもしれません。私たちがちょっと遅れて霞ヶ関駅に着いたとき、既に駅のトイレに列が出来てました。どうも家に帰る途中のおじいさんたちのよう、プラカード持ったり、ゼッケンつけたりしてるのではっきり参加者と分かります。

その後も駅に向かう人の列とずーとすれ違って歩いていたのです。

残りの5万人が入れ替わったどうかは分かりませんが、延べで考えると、7万人ではないのはハッキリしています。13時ぐらいから夕方の17時の間に自由に参加した人々がいたのです。しかも、あふれた人々は官庁街や国会周辺を取り巻いていた、そう考えると、人数は主催者発表に近いのではないでしょうか。

ここでは断定的な数字は出せませんが、感じた人数とニュースソースなどからはじき出した感想です。

【補足】毎日新聞さんが国会周辺を埋め尽くした人々の空撮映像を公開。それを見るとこの記事のエリア以上の広がりだったことがわかり、検証とあわせると12万人どころでなかったと思えます。こちらの映像も見てください。
参照映像の毎日新聞さんの記事はこちら

歴史的にも大きな出来事

SEALsの若者たちが始めたムーブメントがここまで来ました。大阪や岡山など日本各地でこれに呼応した動きもあり、国民の1パーセントに近づく人々がNOを政府に突きつけた歴史的にもとても大きな一日になりました。いえ、そうしないといけないのでしょう。

何故あさりおんでこのレポートをしたのか、最後にちょっと書きました。