あさりおん

ええぇっブロック壁!驚きの浴室工事

5月の終わり頃、いつものように現場見学に行くと、浴室の基礎部分でバリをコツコツ取っている寡黙な職人さんが…。ブロックを積む部分を平らにならしていました。

外壁工事より前の作業でしたが、ここで少し時間を巻き戻します。

ええぇっ!ブロック壁なの?

読者のみなさんも写真を見て驚いたと思うのですが、設計段階の打ち合わせの時に建築家の林さんからコストダウンをかねて提案されたのが、ブロック積みの浴室。その時イメージしたのは、街角で見かけるブロック塀や「北の国から」の家みたいな映像。大丈夫なんだろうか?と一抹の不安。

でも、左官の江原さんが「ブロック積みはとても腕のいい方にやってもらいます」と自信を持って後日話してくださったので、期待してこのプランでお願いしました。

おおぉ!この寡黙な職人さんがその人か!と期待して一連の作業を撮影している施主でございます。シャイな方で前からの写真が撮れず、後ろ姿ばかりです。

こうして出来上がったのが、このページのトップ画像のブロック壁です。とてもきれいで御影石みたい。上部の檜の板壁にとてもマッチしてきれいな浴室に……(後日アップします)。

シャイで寡黙な職人さんのブロック積みは次ページへ

とても細かな作業で美しいブロック壁が出来上がっていきます。

シャイで寡黙な職人さんのブロック積み

まずは基礎部分のバリ取り。コツコツ大変そうです。コツコツコツと設置するすべての箇所を均していきます。
ブロックを並べてくださっているのはタイル職人さんだそうです。そういえばタイルとブロック、同じ並べ方ですね。
とても腕の良い職人さんと聞き、手間賃の心配して棟梁に問い合わせた施主。ごく一般的な料金だそうで「ほっ」と一安心したものです。
でもそう聞くと申し訳ないような…。
一段一段、丁寧に積んでいきます。基準線を引いて、ピッタリ並べていきます。
一つを積んでは位置を測って調節してと非常に細かな作業です。一つ積むのにも手間をかけているので、美しくそろった壁が出来上がるのですね。
当たり前のことかもしれませんが、きちんと鉄筋も入っているので安心です。
一面積み上がりました。きれいにそろっているのがよく分かる写真です。
ここまでで1週間ぐらい。今回のレポートは10日間分の写真を凝縮しています。
ブロックが積み上がって、しばらく見学できなかったら、江原さんがやって来て床面もモルタルできれいに仕上げてくださっていました。
この床面、出来上がったらすのこの下に隠れてしまうのですが、このままで使いたいぐらいきれいな仕上げです。
ブロックの美しい水回りの壁完成!御影石を並べているような美しさです。

次回は棟梁自ら作業の檜の板壁張りと左官の江原親方の怪しい作業。お楽しみに!

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