あさりおん

山地(やまち)育ちの“ヨーグルト”と自然栽培の“奇跡のリンゴ”がコラボ!

奇跡のリンゴヨーグルト

木村さんとなかほら牧場のコラボ。奇跡のリンゴヨーグルト。※奇跡のリンゴヨーグルトは限定販売のため、Amazonのリンクはプレーンヨーグルトです。ご注意ください。

写真はイメージ[子牛 by たろんぺ]です。かわいいペアだったので使いました。なかほら牧場のものではありません。
写真はイメージ[子牛 by たろんぺ]です。
かわいいペアだったので使いました。
なかほら牧場のものではありません。

山やま地ち育ちの牛で酪農を営んでいるなかほら牧場のことを知ったのはテレビでの特集でした。山地育ち?普通、牛は山や丘で育つもんじゃないの?と思いますよね。でも、いまの牛たちは牛舎の中●だ●け●で育つのが大半なのだそうです。山地育ちの牛たちは草原のような牧場ではなく、山々の森や林の木々の間の下草を食べて育ちます。だから山地育ちなのです。

こうした目で見ると、なかほら牧場は現代の一般的な牧場とは全く違うんです。そんな牧場から生産される牛乳ってどんな味だろうと興味がわいてきて調べてみたら近くのデパートで扱っていることがわかり、早速買いに行ってみました。あいにく牛乳は入荷当日に売り切れていたので、今回はヨーグルトを試してみることにしました。

この牧場、どんな点が一般的な牧場と違うのでしょうか。

自然の営みだけの山地酪農

なかほら牧場のパンフレット。クリックするとなかほら牧場の書籍を紹介

日本では放牧による酪農は観光牧場を含めて極めて少なく、残りは全て牛舎飼いの酪農ですが、なかほら牧場では一年中、牛を山に放牧して365日屋外で飼育しています。牛は広大な放牧地を一日中歩きながら草を食べ、夕方5時ぐらいになると麓ふもとの牛舎に搾さく乳にゅうのために自然に集まって来て、搾乳が終わるとまた放牧地へとみずから帰って行くというのです。

そして受精も分娩も自然まかせだそうです。これにも驚きました。現代、一般的な酪農では確実に生産性の良い牛を生ませるために人工授精を行うなど、牛のお産では必ず人間の手で行う時代です。しかし、そもそも動物がお産を自分たちでできないとなれば、種は途絶えてしまいます。しかし、このような動物の生態に添った、限りなく自然な形での放牧ならお産も人間の手を借りずにできるんですね。

その結果、この牧場の牛達は本来の寿命とされる15〜20年を全うできるそうです。それとは対照的に、牛舎の中だけで一生のほとんどを過ごし、高カロリーの濃厚飼料 と配合飼料を与えられ、狭い牛舎で育てられる牛達の一般的寿命は6〜7年です。

また、一般の牧場では乳量を増やすために定期的に人間の管理によって人工授精と分娩を効率的に繰り返し、常に搾乳できる牛を作り上げています。搾乳量を最も重視しますから、生まれた子牛を母牛の乳で飼育する訳にもいかず、生まれ て数日で母牛と引き離し哺乳バケツで人工飼育します。

それに対し、なかほら牧場では子牛を産んだ母牛からは、子牛が飲んだ残りだけを搾乳するそうです。全く逆の発想です。そして栄養の詰まった母乳を思う存分飲める子牛は病気にも強く、健康に育つんですね。また、自由に動き回れるから牛舎に詰め込まれるストレスもない。なかほら牧場の牛達は幸せな牛達と言って良いでしょう。

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奇跡のリンゴとコラボ

その牛達の牛乳から作ったヨーグルトに、映画化もされた「奇跡のリンゴ」の木村さんのリンゴジュースが入っているのが本商品です。木村さんとは、不可能といわれた無農薬・無施肥による林檎の商業栽培に世界ではじめて成功した、青森県のりんご農家、木村秋則さん。木村さんのリンゴは入手不可能と言われる位、プレミアがついてますので、そのリンゴジュースが入っているのは有り難いと、迷わず購入しました。

味は優しい自然な甘さ。りんごの甘酸っぱさが良い具合で混じり合い、飲みやすくなっているので、一般的なプレーンヨーグルトが苦手な人にもこれは大丈夫かもしれません。

高すぎる値段をなんとかできない?

ただ残念なのは、その値段の高さ。130ミリで300円。500ミリで840円。一般的にスーパーで売っているドリンクヨーグルトは1リットルでだいたい安くて200〜350円と考えるとかなり高いです。安全性は抜群、美味しさも文句なしでも、日常的にごくごく飲むにはかなりハードルが高く、一部のデパートか通販でしか販売されていません。そこが何とも残念でなりません。

池袋東武デパートB2のお店。
クリックすると牧場のサイトに。

なかほら牧場は大規模酪農ではありませんから、採れる牛乳の量も少ないというのはわかるのですが、完全放牧で、牛舎も搾乳用牛舎のみ、餌は山に生える野シバ(冬場以外)と自家採草、糞尿の世話もなし、となるとかなりの生産コストカットが出来ると言われていました。それなのに値段がそこまで上がってしまうというのが少し残念に思います。私が理解できていない価格設定の理由があるのかもしれませんが、機会があればそこのところを直接中洞さんに聞いてみたいですね。何らかの仕組みで改善できないものか知りたいです。

そこまで思うのは、この商品がほんとに美味しくて、酪農方法にも生産方法にも信頼がおけるから。だからこそスーパーで販売してもらえる価格になり、多くの人の手に届いてほしいと思います。せめて、子育て中のお母さんが「ちょっと高いけど、ほんとに美味しいし、安心して子供に与えられるから」と週に何回かは買える程度の値段になって欲しいです。

“森と食”の未来を支える山地酪農

また山地酪農の牛たちは荒れ果てて放置された山林の下草を食べてくれるため、下草の刈り取り作業が不要となり、山の保全にも一役買ってくれるそうです。国土の7割を占める日本の山林を守るための、一つの希望になるような予感がします。山林を管理する木こりさんたちとのコラボレーション。実現できたらいいですね。

新しい仕組みが考えられて、こうした酪農家さんたちが増えていけば、お値段も徐々に手頃になっていくでしょう。酪農に限らず全ての農業も同じです。自然の営みに学ぶ姿勢の農業がいま求められています。消費者側も、どういうプロセスで作られた商品かを厳しく見て、自分たちが払ったお金が何に使われるか、誰かのベンツにかわるのか、命を守る人々の仕事と暮らしを支えるのか、そういった視点もこれからは大切だと思います。口に入るものは私達の命にかかわることですから、工業製品と同じように考えたら大きなしっぺ返しが来ます。……すでに来ているのかもしれませんね。

私がこのヨーグルトを買ったお店では牛乳の入荷は不定期で、入荷するとその日のうちに完売してしまうそうです。やはり、リピーターさんたちが確実にいるんですね。今度はぜひ牛乳も味わってみたいです。

デパ地下に行く楽しみがまたひとつ増えました。

《あさりおん編集部》リオンの後日談

ミルクの小瓶。美味しかったです。
後日、別件があって再びお店に。牛乳、小さいのがあったので一本購入、あさ子はソフトクリームを食べてました。牛乳ばあちゃん(祖母が牛乳販売店をしていた)の孫としては牛乳にはうるさいのですが、もう一本飲みたいなって思う美味しい牛乳でした。乳脂肪分は変わらないのに生クリームのような口当たりで、牧場の草の香りがほのかに香る。気持ちのよい牛乳。
上手く言えないけど、牧場を感じる牛乳です。

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