外壁工事前に窓枠とサッシの工事

【伝統建築現場レポート】窓枠とサッシの取り付け① 2014年5月27〜30日


サッシ枠の取り付け工事

雨のやみ間に、久しぶりに現場に行くと窓を取り付ける枠の取り付けを行なっていました。

この木の枠なんて言う名前なのかと聞いたのですが、上辺の木を鴨居、下を敷居、左右を方立てという以外に、まとめての名前が思い当たらないそうです。普段、まとめて話さない……。なので、サッシ枠の枠、窓枠の枠と呼ぶことにしました。
ちょうど一つ目のサッシ枠を取り付けてる所で、取り付け位置を確認されてました。
電動ドライバーでコークスクリューを閉めてます。一般的な木ネジより、スマートな形をしていて、木が割れたりすることが少ない物です。僕も好きでよく使ってました。
伝統構法っていうと、釘を一本も使わないってイメージですが、一般住宅ですから、防犯や断熱、耐震など現代の建築基準法に乗っ取ってます。だから、ちゃんとサッシもこうして取り付けます。
壁板を張る前に、サッシは柱や構造材に留めます。このサッシのアルミの色も沢山あって、ショールームに行って選んだのです。設計の段階でも施主って結構忙しかったんですよ。
サッシの取り付けが終わり、ガラス窓も入りました。建売住宅などでも、環境に優しく寒さや暑さの侵入を防ぐとエコ住宅の売りになっているLow-Eガラスです。伝統構法だからって、隙間だらけの昔の窓をイメージしてる人、勘違いです。
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