新聞を比べて読むとよく分かる!

集団的自衛権の閣議決定を新聞各社の違いを比べてみた


6月末の日曜日、BS朝日「激論クロスファイア」放送200回突破記念の公開収録に当たったので夫婦で参加。田原総一朗さんと池上彰さんの対談はテレビ収録のためか普通の講演会などより小さい音声で聞き難かったにもかかわらず、引き込まれた対談でした。詳しくは「池上彰さん、恐るべし。公開収録に行ってきた!」で書いてます。見てくださいね。

ネタバレに少しなるかもしれないけれど、池上さんがお話しされていたことを実践してみました。

新聞は数紙を比べて読む

前にもどこかで池上さんが話してるのを聞いたことがあるのですが、新聞は比べて読むといろいろなことが見えてくるそうです。そのことは田原さんも同意されていたので、ジャーナリストや物書きになるなら、当然のことなのかもしれませんね。

実は7月から長年読んできた朝日新聞をやめて、東京新聞に変えたんです。親子二代、子供のころから取っていた朝日新聞ですが、最近、東京新聞の記事をWebでよく読むことが多かったので、値段も安いしそちらにしてみようかってことになりました。

でもって、7月1日から東京新聞にかわりました。新しい新聞が届いた日、一面が『海外で武力行使 可能に』という記事が目に入ってきました。まぁ、ずばり書くなぁって感じです。そうすると、昨日までとってた朝日新聞はどう書いてるんだろう、他の会社は?と気になってきたので、コンビにに行って、朝日新聞と産経新聞を買ってきて見比べてしまいました。

朝日・産経・東京を比べてみた

一面で目に飛び込んでくる活字のタイトルを比べてみました。

東京新聞

海外で武力行使 可能に【集団的自衛権 憲法解を釈変更】
官邸前1万人超
公明了承 きょう閣議決定
立憲主義ないがしろ

朝日新聞

【集団的自衛権 憲法解釈変更へ】
行使容認 きょう閣議決定
公明、受け入れ決める

産経新聞

【政府検討】 自衛隊派遣に一般法
PKO[駆け付け]可能、多国籍軍支援を迅速化
世論調査「集団的自衛権63%が容認」、河野談話「見直しを」55%

と、タイトルを比べるだけでも朝日・東京と産経では着眼点が大きく違っています。内容を比べてみるともっと違って見えてきます。

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