外壁工事前に窓枠とサッシの工事

【伝統建築現場レポート】窓枠とサッシの取り付け① 2014年5月27〜30日


サッシ枠の枠の造作

この記事のタイトル写真を見てもらえば分かるのですが、確かに細かな美しい造作で、寸分の狂いも無いというのは、こういうことかと思わせます。

なんかアメリカンな和の大工さん。似合ってる!ヘッドホンかっこいいですね。トリマーでサッシの厚みの分、敷居を削ってます。アルミと木の部分に段差がなくなります。普通の工事では段差があります。上の写真のサッシと木の境目を見ると何をしてるか分かります。
実物を確認して窓の木枠を作ります。実物はかるからこその精密さでもあるのですね。
丸鋸でサイズに合わせて木材をカット。
罫書きで採寸。目地をどういう寸法で作るか墨を入れて行きます。墨って言っても、墨汁だけでなく、刃で切る場合とかもあります。
のこぎりで部材のほぞを大まかにカットします。後で剣先で削るのでその分を考慮しています。
板と板をつなぐ部分を目地めちと言います。出っ張ったオスを溝のメスに差し込みます。毛書き線をもとに剣先で真っ直ぐに削って行きます。この剣先、昭和の名匠と言われる野村貞夫さんという大工さんが戦後、使い始めたそうです。Webで検索したら、研ぐのも使うのもとても難しい道具で、俺には無理!って叫んでる大工さんがいました。棟梁も良治さんも使いこなしてるので、さすが町家大工都倉ですね。棟梁が使っている映像をアップします。美しい仕上がりの秘密はここにあるよう。もっと早く気付いて取材しまくるのだった。
ひとつ一つの部材を現場で手仕事で作ります。メスをのみで美しく仕上げて行きます。
きれいに取り付けられた窓の枠。
和室の自慢。足下の掃き出し窓。お隣のちびちゃん、この間ここから顔を出してくれて、おしゃべりしました。引っ越してきてからも、お話ししてくれるとうれしいなぁ。
剣先で整え、狂いの無い窓の枠木。サッシのアルミと段差のない木枠が美しいですね。ヘッドホンをしてトリマーで削っていたのは、このアルミの枠を差し込む部分。細かな所に技が光ります。

剣先で目地を作る窓枠造作の映像

ヘッドフォンを付け、トリマーで溝を切るアメリカンな棟梁。なんだかかっこいいですね。
上の窓枠の枠を剣先で削っている映像です。静かに少しずつ真っ直ぐに削ると、上の写真のように髪の毛すら入らないようなきれいな接合部が出来上がります。映像でお楽しみください。

次回は外壁の下地作業をレポートします。『外壁工事が始まりました。こう見えて外断熱・蓄熱性の最新住宅です。』をおたのしみに。