CMSにWordPressを使ってます
どこかのサイトを見に行く時、http://www.…….htmlと入力しますよね、これをURLと言います。でも、あさりおんのURLを見てください。実はhtmlというのがほとんど出てきません。多分、出てこないと思います。実は最後の「/」のあとの○○○.htmlは各ページの名前なのです。乱暴な言い方をすると、誰かが1ページずつ書いたページを表しています。つまりhtmlがついてないサイトは各ページを人間が書き出していない事を表しています。
文章を自動で書いているわけではなく、今まで通り人間が執筆していますが、サイトの形に書き出す事はしないのです。この各ページを書き出す役割をしているのが、コンテンツマネージメントシステム(CMS)といいます。あさりおんではCMSとしてWordPressを採用しています。
CMSとはその名の通り、ネット上にあるサイト(コンテンツ)を運営(マネージメント)するシステムです。大手ショッピングサイトや企業サイト、ネットニュースから、あさりおんのような小規模サイトや個人ブログまで、ここ数年はCMSで作られています。
制作者がhtmlファイルを作らない!
かつてはコードを一つずつ書いて、htmlというファイルをいくつも作って、ホームページと呼ばれていたサイトを作っていましたが、いま、そのような作り方をしているのは遅れた一部の役所や省庁サイトぐらいなものかもしれません。
つい先日も新設の○○庁が明らかにその程度の技術で作られたサイトをアップしたので、驚いています(なんとホームページビルダーで作られてました。サイバーテロ対策大丈夫なの?と心配になります)。
そのCMSってなんじゃ?
めちゃめちゃ大雑把に言うと“制作作業分業支援システム”です。デザイナー・編集者・プログラマー・写真家・執筆者・イラストレーターなどそれぞれがCMSにアクセスして自分の作業を一度にすることができるシステムなんです。それぞれがCMSにアクセスして作業をします。勝手にバラバラにやってる作業を統合して一つのサイトを作ってくれるのが、CMSなのです。
分業制
執筆者が文章を書くと、CMSはデータベースにそれを格納します。執筆者はワープロソフトのようにそこに文章を書き、保存します。写真家やイラストレータはPhotoshopなどでJPEG形式などに加工した写真やイラストをCMSにアップロードします。CMSはデータベースでそれらを管理、所定コンテンツフォルダにデータを保存します。編集者は執筆者の書いたテキストにCMS上でアクセスして、校正したりタイトルやサブタイトルを指示し、写真やイラストをレイアウト。CMSはデータベースに編集したサイトデータを保存します。
あさりおんの母体のデザインオフィスは書籍デザインの他に、いくつかのサイトの画像制作やテキストの編集作業を担当しています。普段からWEBサイトの分業を担当しているので、ならば小さくても全体を作ってみたいとはじめたのがあさりおんなのです。そんなわけで大雑把に理解していたサイト制作の現場についてまとめてみたのがこの記事というわけです。
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