ついに我が家の姿が現れる!

【伝統建築現場レポート】⑨ 1階棟上げ 2014年4月2日


 込み栓を入れて貫を固定

柱にあけた穴と貫の隙間に込み栓を入れて貫を固定。これでこの家の建て方は終了。ここで仮の筋交いは取り払っても家としては成り立ちますが、二階と屋根をつける間に家を揺らすので、このまま作業を続けるそうです。伝統構法の家は筋交いは必要ないのです。

Daiku_3766貫の込み栓打ち

仮の筋交いを入れ、ゆがみを全てとったあと、貫と柱をくさびで固定。丁寧にたたき入れています。

Daiku_3773助っ人の亀田さん

真剣な表情の助っ人の亀田さん。棟梁の友人で我が家の隣の地区にお住まいです。カメちゃんがニックネーム。「この家はいい!」とほんとに喜んで助っ人してくださって、ありがとうございます。ほんとに近所で我が家の散歩コースにお住まいとのこと、これからもよろしくお願いします。

Daiku_3775込み栓

柱と貫を固定するくさびくさびは専門の業者がいて丁寧に作ってくれてます。きちんとスリットが入っていて、昔のくさび形の物と同じ働きをします。小さな部品にも意味がある。

Daiku_3777くさびはいりました。

くさびを入れた柱と貫。これでしっかり固定され地震の揺れにも耐えます。隠れてしまうので、もったいないのですが、Macを作ったジョブスもびっくりしそうな、ほんとに奇麗な作りです。日本の伝統にこそ、影の美があるのです。

Daiku_3796梁と柱の仕口

しっかりとした梁と柱。キレイにつながってます

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