たけのこシーズンもたけなわ!定番のたけのこご飯とはすこし違った《たけのこおこわ》はいかがですが?もちもちで冷めてもおいしく、具材もシンプルなのでたけのこの美味しさが引き立ちます。このレシピではおこわと具を別々に炊いて後で混ぜる調理法をご紹介します。
私は、あれこれ複雑な手をかける料理よりも、シンプルで触りすぎない料理の方がかえって美味しいと思っています。でもそれには、最低限の条件があって、一番に調味料は安全で上質なものを選び、材料の種類も多すぎないこと。ここをクリアしておけば、家庭料理もたいていの外食よりも美味しいものになります。もちろん、ミシェラン三ツ星とか、料亭とか、こだわりのお店は私も大好きで、素人には出来ない感動があります。
おこわと言えば、蒸し器と思いがちですが、鍋で炊くか炊飯器で簡単にたけて、おいしいおこわが出来るのをご存知ですか?特別なことではありません。ご飯のように火にかけて炊くだけです。
蒸し器で作った方がさらに美味しくなるとは思いますが、鍋や炊飯器でもじゅうぶん美味しくいただけます。今の炊飯器にはおこわモード付もありますね。
少し簡単な『鶏ももと筍の混ぜご飯』のレシピができました
おこわと両方に味付けする、こちらのレシピと違って、ご飯を炊いて具材を作るだけの人手間少ないレシピです。味が少し違って、どちらも美味しいです。
後混ぜ式『たけのこご飯』のレシピ動画アップ
YouTube版も同時公開。見てね!
後まぜ式『筍おこわ』の作り方と材料選び
我が家ではごはんは炊飯器ではなく鍋で炊いていますので、ここでも鍋を使ってのレシピを紹介しますが、炊飯器の場合はおこわコースなどで通常通りに炊いてください。日本酒を紹興酒に変えると中華風になります。
材料として使う太白胡麻油とは透明のごま油のことで、サラダ油代わりに使えます。サラダ油は食品添加物が多く使われ、少し不安があり、日本人がずっと使ってきた油という訳でもないので我が家では使いません。油は、多少値段が高くともオリーブオイル、グレープシードオイル、ごま油、アマニ油など、圧搾法で作られた油を使いましょう。
私は、和食、中華の時はごま油を(油の味を出したくない場合は太白ごま油を)使い、洋食の時はオリーブオイルやグレープシードオイルを使っています。何の料理でも、材料を吟味して安全で高品質なものにするだけで料理の質はぐんとアップしますよ!
筍は自分で茹でたものの方が、新鮮で美味しくなります。しかも安くてたくさん食べられます。やわらかくて上品な味が好きな方は京都産、歯ごたえとしっかりした味を楽しみたい方は、福岡や関東の大振りのものと、お好みでお試しください。デパートの食品売り場で少し多めに売ってるものの方が結局は安い場合もあります。
鶏肉も国産のしっかりした歯ごたえのものがおすすめです。我が家は季節ごとの贅沢には、外食するより断然お得なので、材料費を奮発することに……。
春、旬!家で茹でると美味しい!
〜春は筍 まずは下茹で〜2020春バージョンをアップしました。
後まぜ式のたけのこのおこわ
材料
- 4 合 もち米
- 300 g たけのこ
- 150 g 鶏肉
- 少々 山椒の葉
調味料
- 2 小さじ ごま油
- 2 大さじ 酒
- 2 大さじ 砂糖
- 2 大さじ 醤油
- 1/2 小さじ 鶏ガラスープの素
作り方
- もち米は洗ってざるにあげて最低30分は置いておく。(洗い米)
- 鶏肉は小さめに切って日本酒をまぶしておく(分量外)
- たけのこは一口大に切る。先の部分は縦に、根元の部分は繊維に直角に。
- ざるから鍋(炊飯器)にもち米を移し、分量の水・酒・醤油・塩・砂糖と分量の水を加えて強火にかける。
- 水気がなくなって来たら、弱火にして蓋をして12分。その間に具を作る(炊飯器では自動)。
- フライパンにごま油を熱し、鶏肉を炒め、軽く火が通ったらたけのこを加えて炒める。
- 油が全体にまわったら、酒、砂糖、醤油、水で溶いた鶏ガラスープの素を入れて炒めながら、汁気がなくなるまでしばらく煮て具の完成。
- 火からもち米の鍋をおろして15分蒸らす。蒸らし終わる頃までには具も炒め終わり、水気がほとんどなくなります。
- むらしが終わったら、フライパンで作った具をのせて5分程、蓋をしてむらします。
- 最後に下から大きくさっくりおこわと具をかきまぜたら出来上がり!